日本女子スキージャンプ選手として活躍する高梨沙羅さん。
2021年12月11日には、ノルディックスキーのワールドカップ個人で、今季最高の4位になりました。
そんな彼女のスキージャンプ人生を応援してきたご家族が、どのような方たちかはご存知でしょうか?
今回は実業家兼コーチの父親や美人な母親、元チャンプ選手の兄について紹介していきます。
目次
高梨沙羅の家族構成
高梨沙羅さんの家族構成はこちらです。
父:高梨寛也
母:高梨千景
兄:高梨寛大
本人:高梨沙羅
父親と兄はスキージャンプ経験者です。
高梨沙羅さんに多大な影響を与えているのは間違いありません。
特に父親はコーチでもあるため、一番近くで高梨沙羅さんの苦労や成長を見守ってきたと思われます。
それでは、そんな父親から順に見ていきましょう!
【高梨沙羅】父親は経営者兼コーチ・監督!
さっそく高梨沙羅さんの父親・高梨寛也さんから紹介します。
寛也さんは3つのお店を経営する社長であり、高梨沙羅さんのコーチでもあります。
というのも、寛也さんは元スキージャンプ選手なのです!
ジャンプ少年団の監督もされているため、バイタリティ溢れる男性なのでしょう。
【高梨沙羅】父親は事業を経営する現役社長!
まずは父・寛也さんのお仕事について見てみましょう。
- コンビニ(セブンイレブン)
- 焼肉屋
- 鮮魚店
飲食系に強いようですね!
お店①セブンイレブン上川層雲峡店
寛也さんが経営しているセブンイレブンは、カラーリングが独特です。
https://twitter.com/HokkaidoMedia/status/1352435883325194240
写真では分かりにくいかもしれませんが、”焦げ茶色”が使われています。
北海道の美しい景観のために、あえてこのような色合いにしているそうです。
地理的に他にはあまり買い物スポットがないらしく、観光客たちにとっては絶好の買い物・休憩スポットになっています!
お店②焼肉屋『七りん』
寛也さんは2013年ごろに焼肉屋『七りん』をオープンしました。
https://twitter.com/sakura51088617/status/1153236104721526784
メニューの中でも特に「上ホルモン」が美味しかったと言っている人がいました。
また『七りん』は、オープン当初にマスコミを大激怒させたという逸話が残っています。
どうやらマスコミを実家に呼び込み、高梨沙羅さんに関する話題だと思い訪れたマスコミ陣に、お店の宣伝をしたようです。
神経が太いというか、結構ちゃっかりしているのかもしれませんね。
お店③高梨コーポレーション
実は寛也さん、鮮魚店の経営者でもあります。
もともと祖父が経営していた鮮魚店・高梨コーポレーションを引き継ぎました。
ただ、お店を営みお魚をさばいたりしているのは、主に祖母のようです。
昔ながらの魚屋といった懐かしい雰囲気のお店ですね!
高梨沙羅さんは子どもの頃、こちらの鮮魚店のお手伝いをしていたとのことです。
昔から家族想いの子どもだったんですね。
【高梨沙羅】父親はコーチとして支え続けた!
これまで紹介した事業を経営しながら、父・寛也さんは高梨沙羅さんのコーチもしています。
二人の絆を語るために欠かせないエピソードは以下の3つです。
- 家では寡黙!ジャンプ競技を通じた触れ合い
- メダルに向けた二人三脚
- 愛情あふれる手記
家では寡黙!ジャンプ競技を通じた父娘の触れ合い
高梨沙羅さんと寛也さんは、選手・コーチとして長年苦楽をともにしました。
いまでこそ競技について話し合うことも多いですが…
家の中ではいつも、リビングのソファにどっしりと座っています。口数も少なく、テレビの前の定位置から一歩も動きません、という感じ。
引用元:朝日新聞デジタル
家では静かだったようです!
それが幼い高梨沙羅さんにとっては当たり前だったかもしれませんが、ジャンプを始めると変わったそうで…
私が飛び始めたのは小学2年の時。練習中は色々と教えてくれ、家にいる時よりよくしゃべってくれました。初めて見る父の生き生きとした表情でした。
引用元:朝日新聞デジタル
いつもは寡黙な父親が指導中は多弁になる、というのは、衝撃的でもあり嬉しいことでもあったのではないかと思います。
ジャンプ競技が好き・父親に認められたい、褒められたいという気持ちがあったと語りますが、父親の生き生きとした姿を見たいという気持ちもあったのかもしれません。
メダルに向けた二人三脚
「父の首に、金メダルをかけてあげたい」
そんな気持ちがあったという、高梨沙羅さん。
寛也さんを「一番信頼するコーチ」だと慕い、平昌(ピョンチャン)五輪でメダルをつかむために二人三脚で歩んだそうです。
https://twitter.com/surfmonkey2004/status/868814322830462976
高梨沙羅の昨夜の報ステのインタビューが面白かった。彼女は、海外のライバルにも「マシーン」と呼ばれるほど、変わらぬフォームの鬼。重心を置く場所が1ミリでも違うと浮力が得られなくなるという。自宅で箱にパチンコ玉を敷き詰めた上に板で乗り、小さなバランスのズレを矯正するという
— ric (@frog_reef_saver) February 4, 2014
高梨沙羅さんは父親が感心するほどストイックに練習するようで、自宅トレーニングも欠かしません!
娘の気持ちに応えるためにも、寛也さん自らトレーニング用器具を開発するほど、お互いがお互いを思いあっています。
父から娘へ!愛情あふれる手記
寛也さんが高梨沙羅さんにあてた手記があります。
その中には体が小さく、特別ジャンプの才能が飛び抜けていたわけでもなかった娘が大変な努力を重ねてきたことへの褒め言葉が綴られていました。
すごいストイックにやってきたね。それをやらせたのも親かもしれないけど、その練習が必要だと本人が一番分かっていた。自分でやると言った以上、それを決めてやっていることもすごいことだったと思う。
最近は私を超えてしまったなぁと思う。子どものころはまだまだ負けないよと言っていたが、今はもう超えられたかな。
引用元:日刊スポーツ
上記は手記の抜粋ですが、しんみりとした想いが記されています。
父親に認められたい・褒められたいと思っていた高梨沙羅さんですが、それはすでに叶えられているようですね。
【高梨沙羅】母親は料理上手な美人店長!
次に高梨沙羅さんの母親・高梨千景さんを紹介します。
千景さんはスキージャンプ経験はないものの、ダンス経験者であり、その経験はいまの高梨沙羅さんにも活きているようです。
料理上手らしく、高梨沙羅さんは千景さんが作る料理が大好き。
食が細かった娘に食べさせるため、創意工夫もたくさんしたようです!
【高梨沙羅】母親は父が経営している焼肉屋の店長!
千景さんは、先ほど紹介した焼肉屋『七りん』の店長をされているそうです。
ここではメジャーな焼き肉を食べられるだけでなく、食の細い娘のために作ったニンニク入り豚生姜焼きや、林檎・梨を隠し味にした料理などもあるとか…
高梨沙羅さんが愛している料理を味わえるということもあって、高梨沙羅さんのファンが訪れるようですね。
北海道を訪れることがあれば、一度は行ってみたいものです!
大会後のご褒美は高梨沙羅の好物!
高梨沙羅さんの食事管理をしてきた母・千景さん。
大会で一生懸命がんばった時のご褒美も、手作り料理のようです!
「家に帰ったら母が出迎えてくれた。母が作ってくれた(好物の)豆の煮物を食べてゆっくり休めたことがご褒美です」
引用元:スポーツニッポン
疲れた後に自宅でゆっくり、大好きな母の味でリラックス…ほっこりします。
安心できる我が家でご褒美を堪能できるというのは、とても羨ましいと思いませんか?
大会の話をしながら、仲良く食卓を囲む様子が想像できますね。
【高梨沙羅】母親は本当はバレエをしてほしかった?
高梨沙羅さんは、最初からジャンプ競技で頭角を表していたわけではありません。
見守る側としては、ひやひやさせられることも多かったのではないでしょうか?
「沙羅ちゃんのご両親は当初、沙羅ちゃんにはジャンプをやらせたくなかったようです。小学校高学年の頃、お母さんが『沙羅には本当は、ジャンプではなくバレエをやらせたい』と言っていたのを何回も聞いています。お父さんはジャンプの世界の厳しさを知っているからそう思うのでしょうし、お母さんは自分の好きなバレエをやってほしかったのだと思います」(前出・板谷さん)
引用元:女性セブン
ダンス経験者の千景さんは、本音をいうとバレエを続けてほしかったようです。
高梨沙羅さんも母親の気持ちを知っていたのか、最初は体が硬く踊るのも苦手でしたが、泣き言ひとつ言わず努力を続けたともありました。
娘が努力家であることを理解していたからこそ、本当はやってほしくないジャンプも、努力できると信じて応援したのかもしれません。
【高梨沙羅】兄は元ジャンプ選手で現在はTBS社員!
最後は高梨沙羅さんの兄・高梨寛大さんです。
寛大さんもスキージャンプ経験者であり、父同様、れっきとした元ジャンプ選手でした!
現在は引退していますが、父子そろって優秀なんですね…
元ジャンプ選手!ジャンプを始めたきっかけは、兄
寛大さんは、高梨沙羅さんがジャンプに興味を抱いたきっかけでもあります。
私のジャンプは父に似ているそうです。父のジャンプを知る方から、よく言われます。兄は父の背中を追ってジャンプを始めました。兄を追いかけた私は、結果的に父の背中を追っていた。今はそう思っています。
引用元:朝日新聞デジタル
兄が父の影響を受けてジャンプ競技を始め、そんな兄に触発されて高梨沙羅さんもジャンプ競技の世界に踏み込んだのですね。
寛大さんのことが好きだったから、寛大さんが熱中するジャンプに興味を持ったのかもしれません!
寛大さんがジャンプをしていなかったら、高梨沙羅さんもジャンプをやっていなかった可能性もあります。
現在はTBS社員!目標はスポーツ局の部長
寛大さんは高梨沙羅さんより先にジャンプを始め、プロの選手にもなっていましたが、すでに引退済みです。
2015年にはTBSに入社しました。
女子スキージャンプの高梨沙羅(18)の兄で、同じスキージャンプ選手だった寛大さん(22)が1日、TBSに入社した。同局のテレビ放送開始60周年の節目に行われた入社式に、スーツ姿で出席。「スポーツ局の部長になりたい」と控えめな目標を口にした。
引用元:スポーツニッポン
控えめな目標を口にした…とありますが、入社初日から「部長になりたい」とは、なかなか言えないような気もします。
おそらく今も変わらず、部長を目指して仕事に打ち込んでいるのではないでしょうか。
部長になる目標を達成できた後はどんな目標を立てるのか、気になりますね。
高梨沙羅とは仲良し兄妹!
高梨沙羅さんほどメディアに露出することはありませんが、過去には寛大さんが高梨沙羅さんに密着取材したことがあるようです。
インタビュー慣れしていない寛大さんがちょっとしたミスをしながらも、二人のプライベートの姿が垣間見えました。
車内でカメラを構えた兄の質問にきょとんとする場面もあった高梨。ピンマイクを付け忘れるほど、緊張しきりの寛大さんだったが、「頑張ってきた沙羅のために」と、全国から取り寄せた各種大福をプレゼントする優しさも見せた。
引用元:スポーツ報知
家族が好きな食べ物、把握できていますか?
意外と分からない人もいるのではないでしょうか?
兄妹で好きな食べ物をプレゼントできるというのは、「仲が良いんだろうなぁ…」と感じるやりとりですね。
ただ、その後は寛大さんが無神経に「彼氏」の存在に突っ込んだり、「マスコミが苦手だよね」とデリケートな話題を投げる場面もありました。
高梨沙羅さんはそれに対してはっきりと苦言を呈しましたが、兄だからこそ話しやすいとも言っており、二人の仲の良さが窺えます。
【高梨沙羅】プロフィール
名前:高梨沙羅(たかなしさら)
生年月日:1996年10月8日
出身地:北海道上川郡上川町
身長:152cm
出身大学:日本体育大学
スキージャンプについて、「基本を大切にしてきた」とコメントしたことがある高梨沙羅さん。
調子が悪い時は、基本に戻るように意識しているようです。
この基本を尊重する姿勢こそが、高梨沙羅さんの強固な下地になっているのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は高梨沙羅さんの家族構成について紹介しました。
すばらしいご家族に囲まれている高梨沙羅さんの、今後の活躍に注目です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。